3Dプリンターを使って三角縁神獣鏡を忠実に再現したものが魔鏡現象を起こすことがわかり、卑弥呼の時代の鏡の使い方に新たな見方が可能になった、というニュースがあった。

 魔鏡現象とは、鏡面が光を反射した時壁などに像が現れることだという。隠れキリシタンが十字架の像が現れる鏡を持っていたそうだが、鏡をきわめて薄くする(1mm程度)ことによって、裏面の凹凸が影響し、そういう現象が起こるそうだ。もし三角縁神獣鏡が卑弥呼に下賜されたものなら、1800年以上前の中国(魏)にその技術があったことになるし、倭国で生産されたのなら、技術吸収能力の高さに驚かされる。

 再現された三角縁神獣鏡では、裏面の神や想像上の獣がうっすらと映し出された。これが「卑弥呼の鏡」であるかどうかはさておき、権力者が持っていた事は間違いないので、権威の象徴とされた由縁が具体的に見えてくる。アマテラスにつながる太陽信仰との関連を指摘する研究者のコメントもあったが、それもうなづける。つまり、元々あった太陽信仰、中国から渡ってきた鏡づくりの技術、そして実際の鏡が権威の象徴だったこと、それらからアマテラス神話を創成した・・・という感じだろうか。

 ともあれ、わからないことの多い古代史にまた一つのヒントが加わったわけで、今後の研究成果が期待される。


 ところで、このニュースはNHKだったが、「卑弥呼の鏡」関連で「邪馬台国の女王卑弥呼」と言っていたのが気になった。卑弥呼は「倭国の女王」であり、「邪馬台国」は「女王の都する所」だからだ。あくまでも「倭人伝によれば」ではあるが、卑弥呼や邪馬台国のことはそれにしか書かれていないのだから、「邪馬台国の女王」であったことが証明されない限り従うしかあるまい。ついでながら、仮にそうであったとしても、連合王国だったと推定される倭国の女王「でも」あったのだから、範囲の広い方を使うのが自然だ。
スポンサーサイト
line
line

line
プロフィール

丸山恒平

Author:丸山恒平
FC2ブログへようこそ!
1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
コメント歓迎・反論歓迎・トラックバック歓迎・リンクフリーです。

BLOGRAMに登録しています。できればカレンダーの下のタグをクリックしてください。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
line
カレンダー
12 | 2014/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
line
フリーエリア
line
フリーエリア
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QRコード
line
sub_line