「妖精の粉」と「幹細胞」

NHKスペシャルで知ったのだが、再生医療に使われているという。再生医療と言えば、ES細胞のことは知っていたが、この番組で「幹細胞」の説明があった。ES細胞は幹細胞の一種らしい。

 幹細胞は、組織を作り出す能力があり、なんらかのスイッチが入ると機能するらしい。イモリの切断された足が数ヶ月で元通りになるのは、その働きによるそうだ。ヒトにもあるが発生の時期にしか働かないようで、身体が完成するとその能力は眠ってしまうらしい。

 さて「妖精の粉」は、ブタの膀胱から作るという。ある方法で細胞を除去すると、「細胞外組織」というものができる。それを乾燥させ、粉末にしたものだ。科学的には「細胞外マトリクス」と言い、「妖精の粉」はその異称というわけだ。切断された指にふりかけると、数週間で指が再生したという。骨髄にある幹細胞にスイッチを入れるらしいのだが、そのメカニズムや副作用など、科学的にはまだ不明なことも多い。しかし、アメリカ陸軍はなにがしかの不透明さを承知の上で、負傷した兵士の再生医療に導入し、成果を得ている。

 また、ヒトの腹部の皮下脂肪に幹細胞が多くあることが判明し、それを取りだして当人の再生医療に使っている。これは日本で始められ、主に乳ガンで失った乳房の復元に利用されているが、適切な量など不明なことも多く、臨床実験という段階だ。(なぜスイッチが入るのかは説明されなかったように思うが、聞き漏らしたのかもしれない。)しかしイギリスでは、それを美容整形に利用しているそうだ。

 この方法ならES細胞を作る必要がなく、凄いことだと思うが、美容に使うのはどうかと思った。総じて皮膚のたるみを戻すのだが、外見的に若返るので女性には喜ばれそうだ。しかしそれは、結局男をだますためのものだ。男もやればお互い様ということになるが、大半の男はやらないはずだ。しかし、化粧の歴史を見れば、何世紀か後にはそうなるかもしれない。
スポンサーサイト
line

comment

Secret

line
line

line
プロフィール

丸山恒平

Author:丸山恒平
FC2ブログへようこそ!
1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
コメント歓迎・反論歓迎・トラックバック歓迎・リンクフリーです。

BLOGRAMに登録しています。できればカレンダーの下のタグをクリックしてください。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
line
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
line
フリーエリア
line
フリーエリア
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QRコード
line
sub_line