普天間基地問題

 普天間の問題が秒読みに入った感じだが、タイムアップになってしまいそうな状況だ。一連の報道をみていると、この件については、鳩山氏の国防に関する考え方、さらには国民の考え方への理解がしっかりしていない、という気がする。

 沖縄には、全国の米軍基地のほぼ3/4が集中しており、それはベトナム戦争の60年代から一貫して続いている。そして軍事的に極東の要石という位置づけをされており、日米安保体制を堅持するなら、沖縄に大半の基地があるのは(県民の気持ちはさておき)必然の結果だ。

 普天間飛行場は9割が私有地を借用しており、それを返還つまり借用をやめることにしたのが事の発端だが、代替施設が条件となっており、飛行場自体が不要になったわけではない。

 私もよくわからない事が多いが、普天間は海兵隊の飛行場で、海兵隊全体の基地ではないそうだ。してみると、飛行場だけが離れた場所に移転するのは合理的ではない。石破氏はその理由から徳之島案に反対している。

 つまり、軍事的には県外移設などあり得ないということだ。ならば当然県内だが、住民が受け入れるはずがなく、住民のいない海上に作るしか実現性はない。しかし、それも海の生態系への影響という問題が絡んでくる。では関空を作るときに検討された浮体施設ならどうか、これでも生態系への影響があるかもしれないが、埋め立てたり支柱を打ち込むよりは少ないと思われる。

 ところで、米軍には沖縄の海兵隊をグアムに移転するという案があると聞く。なんだ、それなら一挙解決ではないか、という感じだ。極東の要石という沖縄の位置づけは変わらなくても、海兵隊はグアムでいいというなら、沖縄の基地は減り、あとの国内問題はそれによる経済的な影響への対処だけである。

 つまり、鳩山氏はこれらのことがよくわからないまま、県民の気持ちに配慮して県外と言ってしまったのではなかろうか。県外でも、その候補地の住民が反対することは目に見えていたはずだ。それでもなんとか説得できると考えていたならば、国防に関する国民一般の意識への無理解だろう。

 本筋はグアム移転で実現まで普天間はそのまま、というのが長期的には最善策だと思うのだが・・・。

 ただ、アメリカにはグアム駐留経費の一部を日本に負担させるハラがあって、それがネックになっているとも聞いている。8千人分の思いやり予算との比較で考えることが必要だが、仮に似た金額だとすれば、沖縄の基地がが減った分国内的には歓迎されるように思える。
スポンサーサイト
line

comment

Secret

line
line

line
プロフィール

丸山恒平

Author:丸山恒平
FC2ブログへようこそ!
1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
コメント歓迎・反論歓迎・トラックバック歓迎・リンクフリーです。

BLOGRAMに登録しています。できればカレンダーの下のタグをクリックしてください。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
line
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
line
フリーエリア
line
フリーエリア
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QRコード
line
sub_line