樺美智子の死から50年

6月15日がその日である。伝説化された彼女の実像を追った本(「樺美智子 聖少女伝説」江刺昭子)が、今日出版されたことを知った。インターネットは実に便利で、プロローグだけだが、”立ち読み”ができるようになっている。

 その中にこういうくだりがあった。

 ---1960年の安保条約改定がその後の日本の行方を決定した最重要政策であり、それに反対する動きも「国民運動」と言われるほどの大衆運動にふくれあがった。その中の死であるということが、今も語り継がれる最大の理由だろう。だから、あの年、あの日、どこにいて何をしていたか、あるいは生まれていなかったかは、自分の立ち位置を測る尺度になる。---


 私は北海道の、市とはいえ片田舎に住んでいて6年生だった。そのレベルで、益々アメリカに依存することになるから反対だ、と考えていた。もちろん深いことがわかっていたわけではなく、まわりの雰囲気に影響されていたのだろう。それにしても、デモで死んだというニュースは衝撃的だった。

 そして、引用した最後の部分は、成人後の自分の感覚でもある。人に言ったことはないが、「1961年以降に生まれた人間はとりあえず信用しない」という姿勢をとっていたのだ。ちょうど一回り下からがその対象になるが、そういう人が成人として交際範囲に現れたのは30代半ば頃、すべて仕事関係で、信用するしないというつきあいにはならなかった。だから、「とりあえず」を取り去るか、「信用する」となるかの選択をすることはなかった。

 そして、いつしかそういう感覚は消え、世代論的には、70年安保を自力で考え、その文脈にあの事件を組み込めるかどうかを境目と考えるようになった。それは、一回りの半分くらい下になりそうだが、信用云々とは関係がない。

 それにしても50年は長い。初めて会ったときにはかわいらしい中学生だった妻の妹が、今年50歳になった。今でもかわいらしさを残しているが、あの年の生まれなのだ。余談はさておき、なにか記念行事があるとおもうが、今のところそういう報道には接していない。

 
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来てみました♪

こんばんは
本日URLを教えていただき、伺いました。
こちらで良いのでしょうか?

樺さん、伝説の方として^^;存じてはいますが。
私は高校生の時に「二十歳の原点」を読んだ、、、という世代です。

いらっしゃいませ^^

ここでいいんですよ^^

「二十歳の原点」読みましたか、僕はタイトルを知っているだけで・・・^^;60年安保関係では、浅沼稲次郎と山口二矢を書いた「テロルの決算」が面白かったです。
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