この社会は悪い方向に進んでいる?  その4

 次に、物質と精神の関係を検討してみよう。
 よく言われるように、物は溢れかえるほど大量にある。人々はそれらを欲しがり、お金を払って手に入れる。お金が足りないと欲しい物が手に入らない。働いて余裕ができれば手に入れて満足するが、その直後には次に欲しい物が発生する。キリがないのだが、我慢できないほど欲しくなると、直接盗んだり、他人からお金を奪ってでも買いたくなるかもしれない。普通は実行しないが、人によっては抑制が効かなくなる。それが犯罪の発生となり、多くの人が報道でそれを知ることになる。
 しかし、物が大量にあるのは現代だけではない。多くの時代に物は大量にあった。ただ生活レベルと生産力の関係で、時代によって「大量」の基準が違うだけだ、と言えば過言だろうか。
  またも時代を遡るが、よく時代劇の舞台になる元禄時代の江戸は、現代社会のミニチュアと言っていい。比較的安定した時代で、商工業や運送業が以前に比べて格段に発達し、物は大量にあったようだ。生活必需品は当然だし、贅沢品に属する物もたくさんあった。人々は必需品の他に贅沢品にも手を出し、いわゆるヒット商品に群がることも少なくなかったようだ。それを扱う業者は大儲けし、売れない物しか扱えない業者が衰退する、というのは現代となんら変わらない。身の回りにはいろんな物が揃い、売れ筋が店に並べられていて人々は物が溢れていると感じる。最後の部分は推測だが決してデタラメではない。元禄時代と現代では、その絶対量にべらぼうな差があるだけだ。
                                                       (つづく)
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1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
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