将棋の思い出

多くの少年のように子供の頃覚えたが、私の場合は兄に教わった。しかし、あまり指すことはなく、回り将棋や駒を積み上げるゲームで遊ぶ方が多かった。

 中学生の時、お祭りに詰め将棋の露店があり、無謀にも挑戦したが、当然ダメで、3回で300円は結構な大金だった。1回目にその手はダメと言われたのに2回目も同じ手を指し、店主に「人の言うことを聞かない少年だ、こういうのは将来大物になる」と言われた。何回も挑戦している大人がいたが、翌日また寄ってみると、同じ人物が百円札の束を持ってまたやっており、「ああ、これがサクラというものか」と納得した。ちなみに、その問題は「五手詰め」ということになっていたが、実際は七手詰めで、要するにインチキだった。

 学生の時、ゼミの先生が二段の腕前で一度対局したが、飛車角槍桂落ちでも勝てなかった。就職して3人しかいない営業所に転勤になったが、所長が将棋好きで昼休みに遊ぶことになり、あまりにも差があるので「将棋入門」という本で駒落ちの指し方を勉強した。著者は「おゆき」を歌った内藤国雄九段である。

 それで初心者から中級者くらいに上がったと思うのだが、後に三段という人物と指したことがあり、その人からは2~3級という認定をされた。それが20年ほど前だが、その後はほとんど指していない。ただ、行きつけの碁会所に将棋盤があり、碁のライバルと一度だけ指した。ヘボ同士なので待ったありとしたが、碁では決してしない「待った」の連発は実に楽しかった。「待ったありは楽だなあ」と二人で大笑いしたものだ。

 そういえば、林海峰の話が面白い。碁打ち同士で遊びの将棋をするのだが、やはり「待った」はつきものらしい。自分がやるときは「これは明らかな間違いだから」と我を通し、相手がやると「ここは勝負所なので待ったはダメ」と言うそうだ。そういうことをしても決して嫌われない人物だ、と山部九段が書いている。

 囲碁と将棋は疑似戦争ゲームの双璧だが、性格の違いが面白い。愛好者の多くは両方できるが、一方がメインで他方は遊びということになる。私は囲碁メインである。
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