信長の心中

今週の「江」は本能寺の変だった。いろんなドラマでこれを見てきたが、今回興味を引かれたのは、信長が心中を明かす場面があったことだ。

 森蘭丸が、なぜ光秀につらく当たるのかと尋ねるのだが、信長はおおむねこう答えていた。・・・光秀は、その経歴ゆえに見えない殻に身を包んでおり、さらに大きくなるためにはそれを打ち破らねばならぬ。自分の後を託すのは彼を措いてないのだから、それに気づいて欲しい・・・。蘭丸は、その心が通じているかどうかの懸念を表明するが、通じねばそれまでのこと、と意に介さない。

 光秀の謀反の原因はいろいろ言われているが、信長の心中についてはあまり語られていないように思う。「江」ではそれがあったわけだが、本当にそうだったのかはもちろんわからない。ただ、信長は、後を託す程かどうかはさておき光秀を高く評価していたと思われ、あながち見当外れではなさそうだ。もし描かれた通りだったとすれば、「通じねばそれまでのこと」というのはいかにも信長の言いそうなセリフ、という気がする。

 歴史のイフとして、そういう意図が光秀に通じていたらと考えてみるのも一興だが、3~4歳年長の光秀は先に死ぬかもしれず、生き延びても信長の平穏な死後に残された時間はさほどなさそうだ。また、信長が病の床(?)で有力者を集め、光秀を後継者に指名しても、皆がすんなり従ったかどうか疑問だ。それは秀吉の死後に関ヶ原が起こった事を見ても推測できる。やはり、秀吉・家康・光秀の三者が争うことになったのではないだろうか。

 そしてその場合、秀吉と家康が連合して光秀を倒し、家康は当面秀吉を立てて結局関ヶ原、というシナリオになりそうに思える。しかし、それは結果を知っているからこそであり、光秀が「さらに大きく」なっているという条件を考慮すると、その度量如何で結果は変わることになる。また、信長が長生きすれば争いが起こらない状態になっている可能性もあり、そこまではとても想像できない。
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