ヒトの臓器をブタで作る!

再生医療の分野で、山中教授のつくったiPS細胞があらたな展開を迎えているようだ。

 例えば膵臓に問題があり、移植を望む患者は、適切なドナーが現れるのを待つしかない。しかも、慎重に相性を確かめて移植しても、拒絶反応の恐れはある。しかし、その移植する膵臓が自分のものなら拒絶反応の心配は小さくなる。

 そこで標題のことになるのだが、まず、膵臓を作れないブタの受精卵を作る。そして、患者から作ったiPS細胞に膵臓を作る機能を持たせ、それをブタの受精卵に注入する。すると、生まれてきたブタには患者その人の膵臓ができている。これを移植するというわけだ。

 もちろん様々な段階で難しいことがあり、実現まではかなり間があるだろうが、アメリカでは今年、マウスの体内でラットの膵臓を作ることには成功したそうだ。そして日本では今、膵臓のないブタを妊娠させている。それにヒトのiPS細胞を注入すれば、ヒトの膵臓を持ったブタが生まれることになるのだ。

 ヒトとブタでは、哺乳類というだけでかなり関係が遠いように思われるが、実はラットとマウスの関係はそれより遠いらしく、後者で成功すれば、前者も成功の見通しがつけられるようだ。

 この方法だと、数ヶ月で確実に健康な膵臓が手に入り、しかもそれを移植しても拒絶反応の恐れは非常に少ない。


 実現すれば患者には福音となるが、この種の技術につきものの「それでいいのか?」という疑問が当然浮かんでくる。これをどんどん進めていくと、不死を達成できることになる。回復不能の病気になったら新しい臓器に取り替える、心臓まで可能になれば、永久に死なないだろう。妖精の粉と幹細胞(2010.3.29)のところで書いた若返り医療を組み合わせれば、不老不死という、始皇帝が夢見たことさえ可能になる理屈だが、はたして・・・?
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