発送電分離

発送電分離が現実的な段階にさしかかりつつあるようだ。

 発電と送電は、戦後の電力不足に対応して独占が認められたそうだ。私は戦前からそうだったと思いこんでいたのだが、今日初めてそのことを知った。

 いまや、その頃以降に物心ついた者が大半を占めているし、発電と送電はセットのもの、という感覚も頭に染みついている。発電については別の法人が参入できるようになったが、送電を分離することはほとんど検討されてこなかった。十数年前には経産省が提案してそれなりに議論が進んだが、電力会社の反対工作が奏功して立ち消えになったという。

 欧米ではすでに分離されているところが多く、発電会社もたくさんあって電気料金は競争によって下がったそうだ。USAには3000以上の会社があり、電気代は日本の約半分だという。ただ、停電が非常に多く、日本の12分(年間)に対し、65時間と300倍以上だ。そういうリスクや自然エネルギーの不安定性という問題があるので、単純に発送電分離推進とはならないのだろう。しかし、東電が計画停電を実施したとき、別の発電会社には余力があったのに送電できなかった、ということも起きており、小規模発電が送電網とうまくリンクしないのはもったいない。

 NTTの民営化と独占の廃止が電話料金を下げたように、発送電分離が新規参入を促して値下げにつながるなら、大筋ではいいことだと思う。だから、流れとしては分離の方向に動いていくと思われる。


 3.11によって誘発された社会の変化は色々あるが、電気の分野では、このことが原発の見直しとセットでその現れになるのではないだろうか。
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