日本人の顔と体型

 教育TVで「顔って何?」というのを偶然見た。ちょうどこの記事のタイトルのことをやっていたが、なかなか面白かった。それによると・・・

 約20万年前にアフリカに現われたホモ・サピエンスは、その一部が5万年前に東南アジアへ移動し、さらに3万年前シベリアへと向かった。シベリアは寒い。だから環境への適応として、身体からの放熱を少なくするため、胴が太く手足が短い体型に変化していった。同じ理由で顔の凹凸が少なくなり、目は小さく、一重まぶたになっていった。また、動物の毛皮を衣服にしたが、毛皮を柔らかくするためにそれを噛んでニカワ質を取り除いた。だからあごが頑丈になった。

 さて、日本人だが、東南アジアへ移動したホモ・サピエンスのさらに一部は、日本列島にも到着し、それが縄文人になった。そして、のちにシベリア方面に移動した者の一部がやってきた。これが弥生人で、両者は次第に混血し、我々近代人へとつながる。

 私の感想だが、こういう変化が、わずか3万年ほどで起こった事に驚いた。遺伝の分野では「獲得形質は遺伝しない」というのが真理なので、そういう環境への適応は、ある人が何十年かかけて体型を変えても、その子供はまた一からやり直しだ。だから、突然変異によってそういう性質を持つ者が現われ、彼らが環境上の有利さから子孫を残すまで生きる確率が高く、そういうことが積み重なってほとんどの者がその遺伝子を持つに到る。これが進化なのだが、放送で講師は、遺伝子が変っているから進化だと言っていた。

 進化は、数万年でなく、一ケタ違う時間がかかると思っていた。だが、高校生の頃、こんな報道があったことを思い出した。それはロンドン付近の何とかいう蛾の一種が、それまで白かったのに黒く変ったというのだ。白いのがほとんどだが、ある割合で黒いのが生まれるのはわかっていたのだが、当時のロンドンが、工場の煙突から出る煙で全体的に灰色っぽくなってしまい、その蛾を食べる鳥には黒より白の方が発見しやすくなった。従って黒が生き残った、というものだった。これはおそらく数年から数十年しかかかっておらず、種の歴史で言えば「あっという間」の進化だ。

 当時、「進化とは進歩」、というイメージを持っていたので、どうもピンと来なかった。しかし、いつかは忘れたが、「進化」を「新化」に代えた方が良い、ということを書いた本を読んだ時、納得することができた。

 ともあれ、科学は面白い。
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