戦友

戦友と言う言葉をいつ知ったのか定かではないが、「高一時代」の付録「青春歌謡集」とかいうのに軍歌の「戦友」があったのははっきり憶えている。その時すでにメロディを知っていたので、中学生までにこの歌を聴く機会があって言葉も知っていたと思われる。まだ十分に「戦後」だったのだろう。

 戦争に行っていない身には、戦友がどういうものか、本当にはわかりえない。単に苦楽を共にしたというレベルを超え、生死をも共にするという経験がないからだ。ただ、擬似的に「戦友」は使われ、その意味でなら私にも戦友がいる。大学時代、同じ価値観で闘争に臨んだ仲間だ。


 先月東京に遊びに行ったが、前もってゼミの先生に会う予定を立てた。また、そのゼミの先輩や別の友人にも会いたかった。そのうちの、連絡可能だったゼミの先輩・Y氏に他の友人たちへの連絡をお願いした。結局、先生とつながりのある同窓生が六人集まった。

 メンバーは全員、当時の闘争にかかわった連中である。必ずしも私と同じ考え方ではなかったが、大枠では同じ方を向いていた。その大枠の中で対立したこともあったが、40年も経てば些細なことに過ぎない。先生は当然立場が異なっていたが、我々の動きに部分的には共感してくれていたし、何よりゼミ生でない者を含めて全員教え子、何の支障もない。そんなわけで、懐かしさ溢れる楽しい時間だった。


 同じ日の夜に高校同期も10人以上集まり、その中の2人が戦友だった。しかし、場の性格上そういう話ができなかったこともあって、8人での昼食会の方がずっと楽しかった。後ろ髪を引かれながら別れた後、彼らも戦友だったんだ、と40年経ってから気づいたのだった。
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