親知らず

今歯医者に通っているのだが、それで初めて知ったことがある。

 子供の頃、乳歯20本・永久歯32本と学校で習った。自分の歯を数えると32本あり、納得していたのだが、大人になってから「親知らず」というのを聞くようになった。すべてが「生えてきたから抜く」という話で、それが痛むというのもしばしば聞いた。32本のほかに余計なのがどこかに生えてきて正常な歯を圧迫するため、痛いから抜くのだ、と思った。その認識はついひと月前まで続いていたのだが・・・。

 ところがである。32本のうち上下それぞれ一番奥の歯を「親知らず」といい、退化しつつある歯で、生えない人も多い、という説明を歯医者で聞いたのだ。その医者も28本しかないそうだ。大人になってから生える親知らずはほとんどが不要なもので、だから抜くらしい。

 「えーっ、そうなの?」という驚きとともに、では永久歯32本とは?という疑問が浮かんだ。すると、現在は28本と教えられているということだった。

 ついでながら、なぜ「親知らず」というのかも改めて不思議に思われた。医者は「乳歯という”親”がないからではないか」と言ったが、「それなら12本が親知らずでしょう」と言うと、同意した。帰宅するまでに考えてみたが、親が知らないという意味ではないかと思い当たった。つまり、乳歯が生え替わる時は親が確認し、「大人の歯になったんだよ」と教えるのだが、そのあとに生えてくるからもう親は知らないのだ。私のように早いうちに生え、永久歯32本と習えば、奥の4本が親知らずだとは知らないまま成長することになる。

 ちなみに、ネットで検索すると両方の説が紹介されており、定説はないとなっていた。それにしても、半世紀以上経ってわかることもあるもので、その事自体実に面白いし、もし歯医者に行かなければ一生知らずに過ごしていただろうと思うと、治療費はその意味でも無駄ではないと思えたことである。
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まとめ【親知らず】

今歯医者に通っているのだが、それで初めて知ったことがある。 子供の頃、乳歯20本・永久歯32本と学
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No title

親知らずが殆ど不要といえるかどうか 疑問があります。春海さんのように実際役立っている親知らずをお持ちの方は確かに少数派ですがいらしゃいます。親知らずの位置するのが口腔の一番奥であり、そのため歯ブラシが届きにくく清掃が行き届かない。よって周囲に炎症が起こりやすく度々激しい痛みや腫れが発症する。また歯肉の炎症はなく親知らずに虫歯が発症した場合、歯科用治療器具が狭い口腔内では届かず治療は困難となる。以上の条件が重なってはじめて親知らずは不要となると思います。
最近では親知らずの周囲の歯肉が再生医療に大いに貢献することが話題になっています。

No title

あ、そうなんですか・・・参考になりました。

私も

28本です。
歯科医に聞いたところ、「進化した人ですよ」と言われました。それまでは、どうして自分はみんなより本数が少ないのだろうか?と疑問でした。

いらっしゃいませ

そうなんですか、「進化した人」とはちょっとくすぐられる言い方ですね。
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