色丹島民の嘆き

 数日前のNHKで、色丹島の様子を知った。それによると・・・

 人口は約2000人、面積は約250平方kmで利尻礼文を合わせたくらい、有力な企業は水産加工場が二つあるだけだという。ロシア政府による開発は択捉国後に比べてかなり遅れており、若者は本土に進学するが、卒業しても戻っては来ない。仕事がないし、あっても賃金は国後の半分くらいなので当然と思われる。漁業のことには触れていなかったが、小規模の漁業従事者は多いだろうが、後継者不在が推測される。

 国後には空港もあるそうだが、島民は「見捨てられた島」という思いでいるらしい。


 なぜそうなのかよくはわからないが、一つの可能性として、ロシアが歯舞色丹を日本に返還する事を視野に入れていることは考えられる。


 あの四島に日本人が住まなく(住めなく)なってから、あと2年半で70年、領土問題の一つのポイントである「日ソ共同宣言」からでも、60年近い歳月が流れている。そろそろ、日本人の居住期間よりロシア人のそれの方が長くなってしまうだろう。そうなれば、ロシアとしても返還しにくくなる。もっとも、初めからその気はないのだが、仮に気が変わっても、島民を説得するのは難しくなる。

 しかし、歯舞色丹に限れば、共同宣言に明記されているのだから、条件さえ整えば返還するはずだ。友好関係が築かれている時代だから、大戦時のように不可侵条約を無視して・・・ということにはならない。



 番組では帰属についての島民の意識も調べていた。学校では歴史的にもロシアの領土と教えられており、政治的にはロシア領と考える人が大半だが、経済的には、豊かになるなら日本のてこ入れも歓迎するというのが主流のようだった。私の印象は「それは虫がいい」というものだ。いわゆる途上国への経済援助はあちこちでしているが、同じ文脈で色丹への援助を行うわけにはいかないからだ。

 しかし、島のそういう状態は島民には気の毒で、豊かさを求めるのは理解できる。だから解決には、早いうちに二島返還で決着させ、色丹島を北海道の一部として発展させるのが一番だろう。その際ロシア人をどうするかが課題となるが、永住外国人という扱いがとりあえず妥当ではないかと思う。
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