代々同じ仕事を続けると・・・

 二世議員のことが時々話題になる。いまや、二世どころか三世以上も存在しており、おまけに二世首相さえも登場した。厳密には福田康夫だけだが、麻生太郎・鳩山由紀夫・安倍晋三は祖父が首相だからそれに準ずるし、将来的には小泉信次郎にも可能性が見える。ジバン・カンバン・カバンのうち少なくとも先の二つは引き継いでいるわけで、問題視するのもわかる。

 とはいえ、当人に資質がなければならないし、選挙を経ているのだから北朝鮮の世襲とは意味が違う。

 ところで、世襲といえば世界中で採用されている後継者決定方法で、日本でも珍しくはない。そして、長く続いているところはそれを誇りにしており、世の人々から尊敬に近い目で見られることが多い。江戸時代から続く老舗とか、歌舞伎などの伝統芸能を考えると納得がいくだろう。

 私にしても、戦国時代の武将が頭を丸めてから代々続いている寺の血筋であることを意識している。特に誇っているわけではないにしても、「どこの馬の骨かわからない」人間でないと言えるのは少なからず気持ちがいい。


 そう考えると、最も古くまで遡れるのは天皇家であり、天皇・皇室が尊敬されるのはそれゆえなのかもしれない。なにしろ、少なくとも1300年くらいは同じ地位を世襲してきたわけだから。飛鳥時代までは剥き出しの権力者という性格が強かったが、それ以降徐々に弱まり、鎌倉時代からは政治的には飾り物でしかなくなる。それに伴って、祈る王という性格が全面に押し出され、明治から敗戦までは一時的に政治権力を行使したが、戦後は国民の幸せを祈る存在ということが国民全体にもわかるようになってきた。

 戦後まもなくは全国を巡って復興にいそしむ人々を激励し、神武景気以降は災害に際して被災者をいたわりつつ激励する姿がしばしば見られた。それらの行為に無私の精神が窺われること、そして連綿と続く家柄であることが自然な尊敬を呼び起こしたと言えるのではないだろうか。もちろん、戦前の教育を受けた世代が多かったことも影響しているだろう。神の子孫が平民の幸せを祈ってくださるという感覚を持ったと想像されるからだ。

 

 ともあれ、二世議員を出発点として天皇のことを考えてみた次第である。

 
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