ミガキニシン

 子供の頃、ミガキニシンが身近にあった。ニシンが大量に獲れていた頃はしょっちゅう焼いたのを食べていたが、獲れなくなると生よりミガキニシンの方が多かった。

 ミガキニシンは要するにニシンの干物だが、脂でツヤツヤしているので「磨き」ニシンだと勝手に思っていた。ところがそのうち、漢字で「身欠き鰊」と書くことを知った。これがわからない。ちゃんと身がついているのに(身がなければ食べ物にならない)「身欠き」とはどういう事だ?


 初めてそう思ってからすでに半世紀、ようやくその意味がわかった。ビッグコミックに「そばもん」という連載があり、蕎麦に関する蘊蓄マンガのような作品なのだが、5/10号では京の鰊蕎麦の由来が扱われていたのだ。それによると・・・

 江戸時代、北前船で運ばれてきた蝦夷のニシンを干物にして保存したのだが、食べる前に米のとぎ汁に数日漬けておいたそうだ。すると脂とアクが取れ、京の味覚に合うと同時に、身がやわらかくなって食べやすくなる。その、やわらかくなって身が取れやすくなる事を以て「身欠き」という俗称が生まれたそうだ。

 してみると、ミガキニシンはそもそも京言葉であり、逆輸入されて産地の北海道でも使われるようになったのだろう。とにかく、半世紀来の疑問が解けてスッキリした事である。
スポンサーサイト
line

comment

Secret

line
line

line
プロフィール

丸山恒平

Author:丸山恒平
FC2ブログへようこそ!
1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
コメント歓迎・反論歓迎・トラックバック歓迎・リンクフリーです。

BLOGRAMに登録しています。できればカレンダーの下のタグをクリックしてください。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
line
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
line
フリーエリア
line
フリーエリア
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QRコード
line
sub_line