「自虐史観」 その1

「自虐史観」とは、ウィキペディァによれば、”「自国の歴史の負の部分をことさら強調し、正の部分を過小評価する歴史観」であるとの評価を持たせて表現する場合に用いられる呼称である。”

 少しわかりにくい文だが、戦後の歴史学界で主流だった歴史観を批判する用語で、「新しい歴史教科書をつくる会」を発足させた藤岡信勝の造語だという。その「つくる会」は実際に教科書を編集しているが、今までに採択された例はほんのわずか(コンマ1パーセント未満)で、かれらの目標達成にはほど遠い。それはともかくとして・・・

 「つくる会」は中学の教科書を作っているので、戦後教育を受けた者の一人として、中学でどういう風に歴史を学んだかを振り返ってみようと思った。ところがほとんど記憶がない。そこで高校時代を回想することにした。日本史は3年生の必修だったが、受験科目にしたのでかなり勉強した。それでよく覚えているのだが、「つくる会」が特に問題視する明治から敗戦までをどう理解したか、大ざっぱに言えば次のようになる。

 列強が植民地を獲得しようとしのぎを削っていたが、植民地にされないために「富国強兵」「殖産興業」を掲げて近代化を急ぎ、日清日露戦争に勝利して列強の仲間入りを果たした。そして東アジア・東南アジアに進出し、自国を中心とする「大東亜共栄圏」の形成を目指したが、第二次大戦の連合国と対立した。その結果太平洋戦争に突入し、主にアメリカと戦ったが、二度の原爆を含む壊滅的な打撃を受け、ついに無条件降伏に到った。第二次大戦に到るには、世界恐慌とファシズムの台頭が大きな要素で、敗戦した三国はいずれもファシズムの国だった。
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