一度限りの会話

高校3年のときのこと、ある日の休み時間に、2年の時同じクラスだった女子が私を訪ねてきた。そして一緒に来た女子を紹介し、「この人が数学の問題を教えて欲しいんだって」。

 その子のノートに要点を書きながら解き方を説明し、「わかった?」と聞くと、「うんわかった、どうもありがとう」と言って帰って行った。

 私はそのとき、「何であいつはオレのところに来たんだろう、オレより数学のできるヤツはたくさんいるのになぁ」と思ったが、クラスメートは「お前に気があるんだよ」と冷やかした。

 その後何事もなく、すっかり忘れていたが、何年か後に卒業アルバムを開いた時、そのことを思い出した。クラス集合写真の彼女は、丸顔で目がパッチリした可愛い女の子だった。会った時はあまりそういう感じを持たなかったのだが・・・。

 当時、「恋しちゃならない受験生」という意識はなかったが、特定の交際相手はいなかった。だから、もし交際を申し込まれたら応じていたかも知れない。向こうがそうしなかったのは、「恋しちゃ・・・」という雰囲気を感じ取ったためだろうか。だとすれば奥ゆかしい女の子だったわけで、伝統的な意味でのいい奥さんになったのだろうと思われる。そういえば、アルバムのクラブ活動のページを繰ると、家政部のところに彼女が写っていた。

 10年に一度開かれる同期会に出ているが、彼女が来たことはない。次回は8年後だが、もし会えたら二度目の会話をしてみたい。
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theme : 学校での出来事
genre : 学校・教育

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comment

Secret

思い出しちゃった(u_u*)。。。

いくつになっても胸キュンなお話ですね~。
ポチも思い出してしまいましたw
高校の3年間ずーっと付き合ってた男の子がいまして、周りは自分達の事をお手本のようなカップルだと言ってましたよ(笑) もちろんプラトニック(?)な関係で。あのフタリはたぶん結婚するんじゃないかとまで言われてましたが、大学で別れて、自然消滅・・・
後になって思ってみればいろいろなサインがあったような気がします。
ポチはピアノ(音大なので)に夢中になっていて、ある意味、彼の細やかな気持ちにまで気がついてあげられなかったかもしれません。
なんとなぁく せつない思い出ですw

コメントありがとうございます。

せつない思い出は僕にもありまして・・・いつかそれを書くこともあるでしょう。
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丸山恒平

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1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
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