AIの弱点と人間

 面白くて衝撃的な記事を見つけた。

 AIに仕事を奪はれないためには文章の読解力が必須である、といふ趣旨なのだが、そもそもAIには読解力はないさうだ。例へば、「徳川家康は(    )年の関ヶ原の戦いで、石田三成らの西軍を破った」の(    )に何が入るか。 これに対してAIは、文章をパターンとして認識し、膨大なデータを瞬時に検索することによって「1600」が入ることを確率的に導くのだといふ。我々人間は、文の意味を理解し、あとは「1600年関ヶ原」を知識として持ってゐるかどうかの問題である。してみると、簡単な会話ができるAIもあるやうだが、その会話も、内容を理解して答へるのではなく、音声パターンとして認識した上でデータ処理によって確率的に返事をしてゐるのかもしれない。

 これが「面白い」と感じたこと、では「衝撃的」だったのは・・・

 仏教・キリスト教・イスラム教の世界的な広がりを簡単に書いた文を読ませ、では「オセアニアに広がってゐるのは?」と問ふのだが、私の感覚では、小学生でも4~5年生になればわかると思はれる。しかし、データとしては公立の中学生が57%、同じく高校生が81%の正解しかなかった。出来の悪い生徒がゐるのは仕方ないのだが、それにしてもひどい。要するに文が読めてゐないのだ、といふのが筆者の見方で、人間がAIに勝るこの分野を鍛へなければ、AIにとって代はられてしまふと危惧する。


 なるほどねえ・・・現在人間がやってゐる仕事の半分くらいはAIに奪はれる、などどいふ言説がよくなされるが、この記事はAIの特徴(弱点)を踏まへて、さうならないための提言をしてゐるわけだ。私は何となく、AIが発達しても人間の仕事は新たに生じ続けるだらうと思ってゐたが、それを少し明確な形で捉へる事が出来たやうな気がする。
スポンサーサイト
line

comment

Secret

No title

グーグルが何か今までとは違う翻訳エンジンをヨーロッパ語と英語間の翻訳に使い始め、それをこの9月だったか、日英間に拡張したと聞きました。それを聞き知る直前のことですが、グーグルの翻訳が従来に比べて目がさめるほどうまくなったのに気づいていました。どうしたんだろう?おかしなことが有るなと訝ったものです。

私は参加していませんが、イタリアのある大手の翻訳エージェンシーが、グーグルから巨大プロジェクトを受けたので参加する気はないかと打診してきたのも最近のことです。

今に翻訳の仕事はなくなりそうだなと思いますが、そうなっても校正の仕事は当分残るだろうと思っています。

さうなんですか

 グーグルの翻訳機能を使ったことがないので、その能力を云々することはできませんが、みこさんがさう言ふのなら間違いないでせう。

 ふと思ったんですが、国連の会議などでは同時通訳がされてゐるやうで、あれもAIと言へるのでせうが、新しいグーグルに音声機能が付加されれば各段に良質なものとして採用されるかもしれませんね。
line
line

line
プロフィール

丸山恒平

Author:丸山恒平
FC2ブログへようこそ!
1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
コメント歓迎・反論歓迎・トラックバック歓迎・リンクフリーです。

BLOGRAMに登録しています。できればカレンダーの下のタグをクリックしてください。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
line
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
line
フリーエリア
line
フリーエリア
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QRコード
line
sub_line