「嫌煙権」 その2

 受動喫煙に関する疫学調査では、タバコを吸わない既婚女性の肺ガンによる死亡率は、夫が喫煙者なら20ないし30%高い、というのが大まかな結果だ。しかし死亡率そのものが0.14%と0.17%というような値であり、10万人の中で3人増えるくらいの差でしかない。それを騒ぎ立てるのは、外出すると交通事故に遭う危険が高まるからずっと家にいるべきだ、と主張するようなものだ。また、夫がタバコを吸わなくても仕事場などで受動喫煙する機会もあるが、そういうことが考慮されていないなど、厳密な調査とは言えないらしいし、統計的に意味のある差はなかった、という調査結果もある。

 これらの調査結果が、喫煙者を狭い喫煙スペースに追いやる根拠になりうるだろうか。とてもそうは思えないが、現実には受動喫煙の危険が喧伝されており、嫌煙者はそれに力を得、喫煙者は抗弁しにくい、という状況になっている。今の嫌煙運動は、健康被害云々より、単にタバコの匂いが嫌い、というだけのことをもっともらしく理論武装しているに過ぎない、と私には見える。好き嫌いは人それぞれだから、タバコが嫌いな人の前で無遠慮に吸うのは控えるべきだし、それを社会的に担保する分煙は結構なことだが、喫煙者を片隅に追いやったり、果ては禁煙を強要しかねないような動きは、以前にも書いたが一種のファシズムであり、断固戦わねばならない。
スポンサーサイト
line

comment

Secret

外出と喫煙

 非喫煙者は、「喫煙」に「外出」ほどの必要性を認めません。喫煙は嗜好の問題であり、必要の問題である外出と比較するのはどうなのでしょう。喫煙者にとっては「必要」と主張されても、やめて何が困るのかという質問に非喫煙者が納得できる答えを出すのは難しいと思います。
 嗜好の問題に健康問題を持ち出すのは、いかにも現代らしいやり方でいかがなものかとは思います。しかし、歴史的にみると、喫煙者が振りまく煙を非喫煙者がずっと我慢してきた経緯があり、いまその復讐を受けているのかもしれません。あの煙、非喫煙者にとって決して快いものではありませんから。
 僕自身は吸いませんが、パートナーが吸うので、はっきり言っていろいろ不便です。自分が吸わないのに、不便をこうむるのは納得しづらいです。世の中が悪いと言われても、その人に世の中が変えられないなら、自分が変わってよ、と愚痴を言いたくなります。

きゃれらさん、こんにちは

コメントありがとうございます。

外出の件は必要性に関係なく、確率の増え具合の例に挙げただけです。でも、タバコの必要性を問われれば、酒やケーキなどと同じ、とお答えします。

また、非喫煙者がずっと我慢してきたことは理解できるので、復讐もありでしょうが、度を超せば反撃を受けるのも自然の成り行きと思います。
line
line

line
プロフィール

丸山恒平

Author:丸山恒平
FC2ブログへようこそ!
1949年1月生まれ、還暦を期にブログを始めました。記述することは多岐にわたります。
コメント歓迎・反論歓迎・トラックバック歓迎・リンクフリーです。

BLOGRAMに登録しています。できればカレンダーの下のタグをクリックしてください。

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
line
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
line
フリーエリア
line
フリーエリア
line
sub_line
検索フォーム
line
RSSリンクの表示
line
リンク
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
QRコード
QRコード
line
sub_line