県境

何気なく見ていたTV番組で「県境の珍百景」というのをやっていた。栃木と群馬の県境をまたいで建っている民家と、綱引きで勝った方が「領地」を1M広げるという、長野と静岡の県境でのイベントが紹介され、両方とも面白かった。特に綱引きは、応援する人の熱中ぶりが何とも言えない。綱引きというのは、やる方も見る方も力が入るものだ。

 ところで、北海道に生まれ育った私は県境に無縁だ。市町村の境界はしょっちゅう通るが、あまり面白味がない。
北海道は広いので、道庁の出先として14の支庁があり、その管轄地域が他の都府県より広いところも多い。その意味では県境に似ているのだが、そういう標示はない。

 まあ、県境だからと言って特別な感慨があるとは限らないが、古代では「国境」だったなら、やはり単なる行政上の境界とは違うものがありそうだ。綱引きの例では、信州対遠州という「国」の意識を強調した表現になっていたが、そういう感覚が、北海道民にはない。何かの時に「蝦夷地」を使うことはあるが、「国」という意識ではなく、未開地という意味で冗談めかしてのことが多い。

 そういえば、日本人にとっての「国」はとりあえず古代からのものであり、「日本国」はグローバルな視点に立ったときしか意識されないという。「お国はどちら?」「上州です」というような会話は現代でも普通だし、「人国記」というものもあるくらいだ。ちなみに道民は、「お国」を尋ねられて「蝦夷」とは答えない。無国籍人のようで何となく寂しい気がするのは、私だけだろうか。
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